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食物アレルギーについて

医学博士 吹野 治(ふきの おさむ)
所属学会: 日本内科学会、日本東洋医学会、日本心身医学会(認定指導医)、
日本綜合医学会(学術委員)など
日本医師会認定健康スポーツ医/日本医師会認定産業医

食物アレルギーとは?

体の中に、ウイルスやダニ、ほこりあるいは食物の未消化なたんぱく質などの異物(アレルゲン)が入り込むと、体は追い出そうとします。これが、体を守る「免疫」といわれる仕組みです。ところが、この免疫の働きが過敏すぎると、体が異常に反応し、炎症などを引き起こすことがあります。このような反応を「アレルギー反応」といいます。
アレルギーのうち、食べ物に含まれるたんぱく質などが、消化管から吸収されて異物となり、アレルギー反応をひき起こす場合を「食物アレルギー」と呼びます。

●アレルギー克服のポイントは「腸」

過食、特に発酵食品や動物性食品(乳製品・卵・肉)の過剰摂取が続くと、腸に宿便がたまり、腸管内の悪玉菌などが増え、腸の壁が荒れて傷ができると考えられます。傷ついた腸では、食物のたんぱく質をアミノ酸に分解しきれず、未消化なたんぱく質のままで腸壁から吸収されてしまいます。この未消化なたんぱく質がアレルゲンとなり、アレルギー反応(アトピー、喘息、花粉症など)を起こしやすくすると言われています。
つまり、食物をアレルゲンにしないためには、腸をきれいにしておくことがたいへん重要です。

<アレルギーを予防する食事のとり方>

  • 過食や高カロリー食を避け、よくかんで食べる。
  • 間食を控え、空腹を覚えてから食事をする。
  • アレルギーを引き起こしやすい食品(特に卵・牛乳・小麦・砂糖など)は控えめにする。
  • なるべく自然食(無農薬の野菜、薬を使わない肉・魚)をとるように努め、食物繊維を適度に摂取する。
  • その他、インスタント食品や清涼飲料水を控え、適度に水、健康茶などをとる。

治りにくいアレルギーに対しては、上記のアレルギー対策のほか、医師の指導による食事療法なども有効です。たまっている老廃物が排出され、腸粘膜の傷が修復されれば、腸が本来の力を取り戻すことができると考えられます。

●山本朝子のレシピを活用してアレルギー予防を

当サイトで紹介している料理は、食物アレルギーを起こしやすい卵、乳製品、小麦粉、抽出した油、上白糖、獣肉類を使用せず、それに代わる食材で料理できるように工夫してあります。また、伝統的な和食のほか、洋風、中華風、その他の料理も、旬の和食材を中心に使っています。
当サイトでご紹介する料理は、とかく味気なくなりがちな療養食、健康食を、どなたにも楽しんでもらえるよう、見ためも美しく、おいしく食べられるようにしたものです。本書をうまく活用して、アレルギー予防にお役立てください。
また、アレルギー体質でない人も、美容や心身の健康を考える際、ふだんの食生活を見直すことは大切です。本書で紹介している料理は、あらゆる方々の健康増進にも効果的に利用できると考えます。どうぞお試しください。

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