「これだけで栄養、足りているのかしら」
そんなご相談を、ご家族からいただくことがよくあります。今日は、そんなときに選択肢になる栄養補助食品について、「自分にはどれが合うか」がすぐわかるように、用途別にまとめました。
私は管理栄養士として働きながら、介護支援専門員・認定心理士の資格も保有しています。
まず、用途別に4つのタイプをご紹介します。迷ったら、自分に近いものから読んでみてください。
おやつ感覚で、さっと摂りたい人に →ドリンクタイプ
• 目安:200kcal・たんぱく質7.5g前後こんな人には、これ
• 紙パックやペットボトルで、そのまま飲むだけ
• 食事の時間とは別に、おやつや水分補給のタイミングで取り入れやすい
いつもの食事にこっそり足したい人に →粉末タイプ
• 目安:大さじ1〜3杯で25〜50kcal・たんぱく質1〜9g程度(商品による差が大きい)
• 味噌汁やお粥、料理に混ぜて使う
• 「別のものを飲む・食べる」のに抵抗がある人や、いつもの食事の延長で補いたい人に向いている
少しずつ、スプーンで食べたい人に →ゼリー(カップ)タイプ
• 目安:90〜130kcal・たんぱく質2〜5g前後
• スプーンですくって食べる、小さめの容器
• おやつ代わりに、無理のない量から栄養をプラスしたい人に向いている
飲み込む力が弱く、吸うだけで摂りたい人に →ゼリー(パウチ)タイプ
• 目安:200kcal・たんぱく質6〜7.5g前後
• パウチ容器の飲み口から、吸うだけで摂れる• 噛む・飲み込む力が弱くなってきた人、少量でしっかりカロリーを摂りたい人に向いている
選ぶときは、この2つだけ見ればOK
商品によって栄養成分はさまざまですが、まず見てほしいのはこの2つです。
カロリー
少量でどのくらいエネルギーを補いたいかで選びます。迷ったら、1個で200kcal前後のものが目安になります。
たんぱく質
- 筋肉量の維持のために意識したい栄養素です。パッケージに「たんぱく質○g」と書かれているので、そこだけ確認する習慣をつけておくと安心です。
- 迷ったら、専門家に相談を
- 「どれを選べばいいかわからない」というときは、一人で抱え込まずに、かかりつけ医や管理栄養士に相談することをおすすめします。
迷ったら、専門家に相談を
「どれを選べばいいかわからない」というときは、一人で抱え込まずに、かかりつけ医や管理栄養士に相談することをおすすめします。相談するときは、次のことを伝えると、専門職側も判断しやすくなります。
症状について
• いつ頃から気になり始めたか
• どんな時にむせるか(食事中・唾液・会話中など)
体の変化について
• この半年〜1年での体重の変化
• 発熱や肺炎を繰り返していないか
普段の食事について
• 今、どんな形態のものを食べているか(普通食・きざみなど)
・ 1回の食事量、食事にかかる時間
まとめ
「足りない分だけ、そっと補う」という考え方栄養補助食品は、食事の代わりになるものではありません。今の食事に、足りない分だけそっと補ってあげる。そんな感覚で取り入れてもらえたらと思います。迷ったら、まず「自分はどのタイプに近いか」から選んでみてください。そして、気になることがあれば一人で判断せず、専門家に相談する。それが、無理なく続けていくための一番の近道だと感じています。
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